【Analog Discovery2&実習部品5万円相当付きのセミナ】
万能USB測定器で動かしながら学ぶ電子回路の評価技術

~オシロによる波形観測からネットアナによる周波数特性,能動素子の静特性測定,プローブの正しい使い方まで(WEB実習ライブ・セミナ 2日間コース)~

講師:渡辺 潔(ワタナベ計測コンサルティング) / 企画:ZEPエンジニアリング / 販売:マルツエレック

タイム・テーブルと申し込み

お申込みは,マルツエレックの通販ページで行います.下記スケジュール表のボタンを押して,必要事項の入力をお願いいたします.

月/日 開始 終了 内容 価格 申し込み
3/18(木) 10:00 17:00 受動回路や能動部品の測定技術 80,000円
3/19(金) 10:00 17:00 アナログ回路やディジタル回路の測定技術

学ぶこと

電子回路の高速化に伴い,アナログ的な要因によるトラブルや不安定動作が発生することが増えています.例えば自動車の電動化に欠かせないスイッチング回路では,わずかな配線の寄生インダクタンスが回路動作に影響を与えます.動作電流が増加傾向にある高速ロジック・デバイスでは,デバイスが発生する電源ノイズ対策として適切なキャパシタの選択が必要ですが,純粋なキャパシタは存在しません.すべての部品,配線には寄生容量や寄生インダクタンスがあります.また信号伝送路における反射もコントロールしなければなりません.
 これらはすべてアナログの世界であり,基礎となるのはLCR回路です.本セミナではLCR回路,ダイオード,トランジスタ,OPアンプ,ロジック回路の動作原理を振り返りながら,ブレッドボードに組んだ回路の動作を万能USB測定器Analog Discoveryで検証してみます.シミュレーションや予測との乖離は,電子部品が原因なのか,測定器の性能なのか,測定技術の問題なのかを丁寧に解説します.

写真1 本セミナで使用する万能USB測定器Analog Discovery2で電子回路を測定しているところ

内容 (1日目)

(1)Analog Discovery2とブレッドボードの基本的な使い方

(2)Analog Discovery2を使って受動回路を測定する

  • RC/CR回路の周波数応答を測る
  • RC/CR回路の時間応答を測る
  • 測定器が結果に与える影響を考える
  • 共振回路の測定① 並列共振回路の周波数応答
  • 共振回路の測定② 直列共振回路の周波数応答
  • 共振回路の測定③ 直列共振回路の過渡応答

(3)Analog Discovery2を使って能動部品の静特性を測定する

  • Analog Discovery2を使って能動部品を測定する
  • 静特性の測定① ダイオード
  • 静特性の測定② トランジスタ

内容 (2日目)

(4)アナログ回路の測定

  • 電源回路の要「整流回路」の動作を理解する
  • OPアンプの基礎と波形測定① コンパレータの動作解析
  • OPアンプの基礎と波形測定② 反転増幅器
  • OPアンプの基礎と波形測定③ 非反転増幅器
  • OPアンプの応用と波形測定④ 差動増幅器の動作解析
  • OPアンプの応用と波形測定⑤ 微小電流を測るフィードバック電流計
  • 積分回路を応用した三角波発生回路とコンパレータを併用したPWM波発生回路の動作を観測

(5)ディジタル回路やA-D/D-Aコンバータの動作測定

  • ゲート回路の特性① DC特性
  • ゲート回路の特性② AC特性
  • インバータを使った発振回路
  • プローブの正しい使い方
  • NANDの特性
  • コンパレータを使ったフラッシュ型A-Dコンバータ
  • ラダー型D-A変換コンバータ
  • 信号波形を正確に伝えるには

受講対象

  • 測定の基本原理を学びたい方
  • 実機の実験経験が浅い方
  • 測定技術を磨きたい方

あると望ましい予備知識

  • 電気・電子回路の基礎

講演の目標

  • 基本的な電子回路の動作原理が理解できる
  • 電子部品(インダクタ,キャパシタ,抵抗)の本当の姿が見えてくる
  • 過渡応答特性と周波数特性の測定の基本が理解できる
  • 基本測定器であるオシロスコープやファンクション・ジェネレータの使い方の基本が身につく
  • 測定における誤差発生の見極めや必要な測定環境が理解できる

用意いただきたいもの

  • Windowsパソコン
  • ニッパ(できればワイヤ・ストリッパ)
  • ピンセット

※実験用のキット一式は開催日の1週間ほど前に送付させていただきます.

講師紹介

略歴

東京農工大学工学部電子工学科卒業後,電子計測器メーカに入社.電子計測のコンサルティング営業,アプリケーション・エンジニアなどを経験後,計測コンサルタントとして計測器の使いこなしのセミナなどを500回以上実施.

主な著書

  1. ディジタル・オシロスコープ実践活用法,CQ出版社.