Wi-Fiマイコン&ラズパイ付き!
初めてのiOS/Android×センサ・プログラミング
農園も工場も自宅から!計測値をサーバに転送してスマホでモニタ&制御
(講義351分/374頁)
- 著者・講師:佐倉 正幸 企画:ZEPエンジニアリング株式会社
- 企画編集・主催: ZEPエンジニアリング株式会社
- 1人当たり1ライセンスです
ご購入
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購入前にご理解いただきたいこと
- [VOD/KIT]には,後述の実習キットの(1)~(3)が付属されていません.Raspberry Pi3 Model B以上をお持ちの場合は,本VODの購入をご検討ください.
- 本セミナは,2023年4月23日に開催したウェビナを録画して編集した動画です.繰り返し再生,一時停止,巻き戻しが可能です.
本VODに付属の実習キット(はんだ付け不要)
- Raspberry Pi4 Model B 2GB:IoTサーバとして使用
- 電源アダプタ&ヒートシンク
- microHDMI-HDMIケーブル
- Wi-Fiマイコン搭載ボードESPr Branch(Groveコネクタ付き)
- Grove LEDモジュール(赤)
- Grove LEDモジュール(青)
- Grove 光センサ・モジュール
- Grove DHT20温湿度センサ・モジュール
- NFCタグ
- USBケーブル(A-microB)
- ラズパイ環境セットアップ済みマイクロSDカード
※[VOD/KIT]を選択したお客さまには,3~10のキットを送付させていただきます.
講義内容
あらまし
「Home Assistant」は,海外で非常に人気のあるオープンソースのホーム・オートメーション・システムです.Home Assistantを利用すると,スマートフォンやパソコンからIoT機器を操作できます.制御できるIoT機器として,自作の機器はもちろんのこと,市販のスマート・スピーカや家電など,数多くのメーカ製品もサポートされています.また複数のIoT機器を連携してオートメーション制御も実現できます.
本セミナでは,IoT機器製作に必要な機能を搭載したESPマイコン・ボードを使用し,これに温湿度センサ,明るさセンサと,LEDを接続した機器を製作します.それぞれの部品は,室内の温湿度と明るさを測定するセンサ,室内のLED照明に見立てています.製作した機器をHome Assistantから制御するにはESPマイコンのプログラムを作成する必要があります.本セミナではその具体的なプログラミング手法のほか,自動的にプログラムを生成してESPマイコンをHome Assistant対応のIoT機器として動作させる開発手法も解説します.
IoT機器の製作後,パソコンやスマートフォンから遠隔制御するためのHome Assistantの設定方法を解説します.さらに,室内が暗くなったらLED照明を点灯するなどのオートメーション制御の設定方法なども解説し,Home Assistantで独自のホーム・オートメーションシステムが製作できるような知識を身につけます.
アジェンダ
(1)セミナ全体像
- 利用するシステムの概略
Home Assistantとは?
Home Assistantで実現できること - 教材について
ESPDuino-32とGroveモジュール
(2)Home Assistantシステム構築
- サポートしているハードウェア
- インストール手順
- 初期設定方法と動作確認
(3)Home Assistant基本操作
- 画面構成と各種機能の説明
- 起動,再起動,シャットダウン方法
- 操作画面のカスタマイズ方法
- IoT機器の追加,制御方法
(4)IoT機器製作(ノンプログラミング編)
- 回路の説明と製作
- EPSHomeとは?
- EPSHome開発手順
- YAMLとは
- 開発環境準備
- LEDの実装
- 光センサの実装
- 温湿度センサの実装
- 操作画面のカスタマイズ手順
(5)オートメーション制御
- オートメーション制御方法概要
- オートメーション設定手順
- オートメーション関連機能
(6)IoT機器製作(Arduinoプログラミング編)
- Home Assistantライブラリ概要
- MQTTとは?
- 開発環境準備
- LEDの実装
- 光センサの実装
- 温湿度センサの実装
※(6)は解説のみとなります.
ショートセミナ
本セミナの実習内容
受講対象
- IoT機器を自作してスマホなどから遠隔制御や自動制御するシステムを製作してみたい方
- IoT機器で使用されている技術を知りたい方
- 自宅に安価なホーム・オートメーション・システムを導入したい方
講演の目標
- Home Assistantが利用できるようになる
- IoT機器で利用されている技術を理解し,製作方法がわかる
- 自作したIoT機器を遠隔,自動制御できるシステムを製作できるようになる
- 自宅をスマートホーム化できるようになる
あると望ましい予備知識
- パソコン操作やネットワークの一般的な知識
- Arduino IDEの利用経験(経験がなくてもノンプログラミング手法で製作可能)
実習に必要なパソコンやソフトウェア
- WindowsまたはMacintoshのパソコン
- iPhoneまたはAndroidスマートフォン (NFCタグによるオートメーション制御を行います)
- 有線LANと無線LAN(Home Assistantサーバのセットアップで有線LANが必須になります)
- WebブラウザGoogle Chrome
講師紹介
略歴
1991年東京工業大学大学院卒業後,キヤノン株式会社に入社.入社後はプリンタ向けソフトウエア開発を25年間担当.2017年より社内技術者教育部門に異動し,主に電気系新人研修を担当.2022年に退職し,現在は技術系の研修,セミナ講師や執筆活動を行っている.
主な著書
基礎からのプリント基板製作,工学社.