[キット・モジュール]
プロオーディオ用高精度電子ボリューム(マイコン搭載)
MZ-PGA2311

調整+31.5~-95.5@0.5dBstep,歪み0.0002%,LRゲイン誤差±0.05dB,
クロストーク-130dBFS

プロオーディオ用高精度電子ボリューム(マイコン搭載)
MZ-PGA2311の概要

写真1に示すのは,調整範囲 $+31.5~-95.5@0.5\mathrm{dB/step}$,歪み率 $0.0002\%$,右チャネルと左チャネルのゲイン誤差 $±0.05\mathrm{dB}$,クロストーク$-130\mathrm{dBFS}$の超高精度電子ボリュームIC PGA2311と制御用PICマイコンが実装されたモジュール基板です.マイコンは,抵抗式ボリュームの値をA-Dコンバータで読み取り.PGA2311の抵抗値をシリアル通信で制御します.

写真1 超高精度オーディオ用ボリュームIC PGA2311と制御用のPICマイコンを搭載するMZ-PGA2311
写真1 抵抗式ボリュームは,特に小音量時に,右チャネルと左チャネルのゲイン誤差が目立ってくるが,この高精度電子制御ボリューム・キットを使えばこの問題は完全に解消される
ヘッドホン・アンプではわずかな左右のゲイン誤差が問題になる

写真2に示す純A級無帰還型フルディスクリート・パワーアンプ・キット MZ-HPA1000の抵抗式ボリュームは,このMZ-PGA2311に交換することができます.

写真2 無帰還純A級オールディスクリート・ヘッドホン・パワーアンプ MZ-HPA1000(設計・開発:Takazine)
写真3 MZ-HPA1000の抵抗式ボリューム RK27112A半導体電子ボリューム PGA2311を搭載したモジュールMZ-PGA2311に置き換えたところ

左右のゲイン誤差は抵抗式のわずか1/20

抵抗体を使った可変抵抗はチャネル間の音量誤差(ギャング・エラー)が少なからず存在します.特にボリュームを大きく絞り,音量を減衰させたときに顕著に現れます.

オーディオ・メーカが中級機以上で使用する可変抵抗は,アルプス電気など可変抵抗メーカに,ギャング・エラーを$1\mathrm{dB}$以下などと規定して選別を依頼しています.

秋葉原やアマゾンで入手する可変抵抗は,特別なギャング・エラー選別を行っていない一般品ですから,運が悪いと明らかに左右の音量差が出ます.電子ボリュームは、半導体の精密なプロセスで製造されるので,チャネル間の誤差を非常に小さく作ることが可能です.

本キットの特徴と回路図

  1. 電源レギュレータはオーディオ用シャントのNJM7400
  2. Bカーブ可変抵抗による指示(配線による延長も可)
  3. Aカーブ・ボリュームと同等の操作感
  4. 約3秒間の電源ONミュート後、指示ボリューム位置までRAMP-UP
  5. $-95.5~0\mathrm{dB}$全域で$0.5\mathrm{dB}$ステップ
  6. $+15\mathrm{dB}$までのゲインUPモードあり
  7. ステータス・インジケータLED
  8. 最大入力信号電圧 $3.5\mathrm{V_{RMS}}$(ピーク電圧$±5.0\mathrm{V}$)
  9. 最大出力信号電圧 $2.8\mathrm{V_{RMS}}$(ピーク電圧$±4.0\mathrm{V}$)

マニュアルほか