5月28日生ライブ配信/5月29日~5月30日 録画配信
受講者特典!ADP3450(16万円相当) 2名様プレゼント
Linux搭載USBマルチ測定器 Analog Discovery Proで作る
私の実験室
オシロからネットアナまで!イーサネット・リモート制御&LabVIEW自動計測まで
講師:加藤 隆志(ラジアン) / 企画:ZEPエンジニアリング / 販売:マルツエレック
受講者特典 キャンペーン期間 2022年4月28日~5月28日
- 本セミナを受講した方の中から抽選で2名様に,Analog Discovery Pro ADP3450を1台プレゼントします.当選のご連絡は,発送をもって代えさせていただきます.
- 受講者様限定で,Analog Discovery Pro ADP3450を15% OFFで販売いたします.受付期間は,2022年4月28日~2022年5月28日です.ご購入を希望される方は,本セミナの申し込みページ にて,[ADP3450(15% OFF)を購入する]ボタンにチェックを入れてください.なお商品の発送は,セミナ終了後とさせていただきます.あらかじめご了承ください.
タイム・テーブルと申し込み
お申込みは,マルツエレックの通販ページで行います.下記スケジュール表のボタンを押して,必要事項の入力をお願いいたします.
お申込み前にご理解いただきたいこと
- セミナは,事務局提示のスケジュールどおりに進行させていただきます.
- パソコンにオンライン会議システム“Zoom”をインストールして,その操作に十分に慣れておいてください.
講義予定内容
- 第1部 USBシグナル・アナライザ Analog Discovery Proの操作方法 【実演】PCアプリ“WaveForms”による波形観測とデータの読み方
- 第2部 計測・制御アプリ“LabVIEW”入門 【実演】LabVIEWで作る自動測定システム
- 第3部 Linuxモードによるスタンドアロン測定&リモート制御 【実演】内蔵Linuxによるリモート制御① セットアップ
【実演】PCアプリ“WaveForms”による信号発生
【実演】PCアプリ“WaveForms”によるスペクトラム測定とデータの読み方
【実演】PCアプリ“WaveForms”によるネットワーク測定とデータの読み方
【実演】ディジタル無線通信システムの評価 (コンスタレーションほか)
【実演】内蔵Linuxによるリモート制御② ADProとイーサネットで接続
【実演】内蔵Linuxによるリモート制御③ PCからWaveFormsを遠隔操作
学ぶこと
本セミナでは,オシロスコープ,信号発生器,プログらラマブル電源,スペクトラム・アナライザ,ネットワーク・アナライザ,カーブトレーサなど,電子回路の評価に必要なほぼすべての機能を搭載したフレキシブルな測定器 Analog Discovery Pro(ADP3250/ADP3450)を動かしながら,測定技術の基本を学びます.
実験に使用するADP3450は,基本的な測定機能に加えて,イーサネットを通じたリモート計測機能も搭載しています.ADP3450本体にLinuxを実装し,信号解析ソフトウェア WaveFormsを起動することができます.
さらに,セミナでは,さまざまな研究者や開発者が利用している定番の計測制御アプリケーション LabVIEWを使って,ディジタル変復調の実験も行います.
これ1台でディジタル無線システム開発や自動計測が可能に
オシロスコープやネットワーク・アナライザを初めとする市販の汎用測定器は,「波形観測」「スペクトラム観測」「ネットワーク解析」というふうに,用途が限定されていますが,本稿で紹介するAnalog Discoveryシリーズは,設定自在なPCアプリケーション・ソフトウェアを利用したとてもフレキシブルな測定器です.
図1に示すように,最近のディジタル信号処理型のデスクトップ型汎用測定器の多くは,次の2つの回路で構成されています.
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(a)デスクトップ型のディジタル・オシロスコープやスペクトラム・アナライザ | |
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(b)Analog Discoveryシリーズ | |
図1 Analog Discoveryシリーズは,ディジタル信号処理型測定器に必要な処理のうち,「ディジタル信号処理」をパソコンに委ね,「アナログ信号処理」だけを実行するとてもコスト・パフォーマンスの高いフレキシブルなオールマイティUSB測定器 |
- アナログ信号を増幅,フィルタリング,A-D変換するアナログ・フロントエンド
- 波形やスペクトラムを測定するための専用の信号処理と入出力のためのプロセッサ
Analog Discoveryは,(1)のアナログ・フロントエンド部分だけを備えており,(2)は普段利用しているパソコンで代用する測定器です.その内部は,アナログ信号とディジタル信号を変換する高速のA-Dコンバータ,高速D-Aコンバータ,アンプ,フィルタで構成されており,USBを介して,ディジタル化した信号をPCに送信したり,PCから受信したディジタル信号をアナログ信号に変換したりします.メインの信号処理はすべて自前のパソコンとフレキシブルなアプリケーション・ソフトウェア“WaveForms”や“LabVIEW”で行います.
自宅や会社で普段使っているパソコンと組み合わせるAnalog Discoveryシリーズは,後述の表1に示すように,機能限定で100万円以上するものも多いデスクトップ型の測定器よりもはるかに廉価であるにもかかわらず,波形/スペクトラム観測からネットワーク解析,LabVIEWを使った変調解析・自動計測まで,多機能かつフレキシブルな測定が可能です(図2).
従来品であるAnalog Discovery 2は,主に教育,電子工作を主目的とした廉価版です.本稿で紹介する“Analog Discovery Pro 3000シリーズ”は,本格的な研究・開発・設計用途に使えるパワーアップ版です.測定帯域や周波数,データ・ログ容量が大幅に改善されており,500MS/sの等価サンプリング・モードも備えています.特徴的なのは,Linux OSが実装されたプロセッサを搭載しており,スタンドアロン動作が可能な点です.イーサネット経由でアクセスして,リモートで制御することが可能です(図3).〈ZEPエンジニアリング〉
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(a)Analog Discovery 2 | |
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(b)Analog Discovery Pro 3000シリーズ | |
図3 Analog Discovery Proの大きな特徴の1つは,Linux OSを実装したプロセッサを搭載しており,スタンドアロン動作が可能なこと | |
イーサネット経由でアクセスして,リモートで制御することも可能 |
詳しくは,下記ウェブサイトを参照ください.
https://www.zep.co.jp/tkatou/article/z-adpro-da1/
受講対象
- アナログ電子回路の設計者,研究者
- RF計測器や無線システムの設計者
- 工場のリモート計測・制御に興味がある方
- 特殊な計測や制御を要する方
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