5G・宇宙通信の鍵を握る！最先端ソフトウェア無線機の最新開発デモ

アジャイルRFトランシーバ ADRV9002 開発デモンストレーション

• 著者・講師：土屋 博之/Hiroyuki Tuchiya
• 主催：DigiKey
• 企画・編集：ZEPエンジニアリング株式会社

最先端の無線機“SDR”のハードウェアとプログラミング技法

スマホ/パソコンから防災無線/放送機器まで，今や電波を利用する通信機は私たちの生活に欠かせないものとなりました．

これまでは，アプリケーションが変わるたびに，アナログ半導体や電子部品を選びなおし，プリント基板を作り直すのが，一般的な無線機の開発方法でしたが，現代は，1つのハードウェアを流用し，ソフトウェアを変更することで，さまざまな高性能・高機能な無線機を実現しています．

この無線機を「ソフトウェア無線機」または「SDR（Software Defined Radio）と呼びます．

紹介するのは，RFトランシーバ“RadioVerse”（アナログ・デバイセズ製）とFPGA“Cyclone V SoC”（インテル製）を搭載したソフトウェア無線開発ボードを使った最先端SDRの開発手法と動作実験のようすです．

数値解析ソフトウェア MATLAB/Simulinkが備えるモデル・ライブラリを利用することで，高度な信号処理も非常に手軽にプログラミングできる時代です．

チャプタ・リスト

• 00:29 演目
• 00:52 講師自己紹介
• 01:07 ソフトウェア無線機とは
• 01:41 先端無線機のハードウェア
• 02:36 ソフトウェア無線の応用
• 03:20 キー・デバイス“RadioVerse”
• 03:56 ベースバンド・プロセッサと信号処理
• 04:21 ベースバンド処理のプログラミング
• 06:08 RadioVerseのラインアップと購入
• 06:40 RadioVerse搭載SDRの実験デモ
• 09:07 Wi-Fi無線機のモデルベース設計の実際
• 11:23 まとめ：RadioVerse搭載SDRの開発手順

著者紹介

• FA用計測制御から通信/画像処理装置まで，幅広くハードウェアとソフトウェアの開発を手がけるマリモ電子工業社の技術責任者．ZEPエンジニアリングのセミナやVODにて講演，執筆中．10年以上にわたり，MATLAB/Simulinkを使ったモデルベース・デザインを導入し，ソフトウェア無線をはじめとするディジタル信号処理機器を開発．
• 1984年　計測器メーカで，ハードウェアおよびソフトウェア設計の開発に従事
• 1996年　マリモ電子工業株式会社で，ハードウェアおよびソフトウェア設計の受託開発に従事
• 2009年　同マリモ電子工業株式会社の取締役に就任．MATLAB/Simulinkによるモデル・ベース・デザインを導入し，ソフトウェア無線をはじめとするディジタル信号処理機器に応用
• 2016年～2019年　MathWorks社やアナログ・デバイセズ社のソフトウェア無線セミナで講師を担当

著書

1. ［VOD］MATLAB/Simulink×FPGAで作るUSBスペクトラム・アナライザ，ZEPエンジニアリング株式会社．

参考文献

1. ［VOD/KIT］初めてのソフトウェア無線＆信号処理プログラミング 基礎編/応用編，ZEPエンジニアリング株式会社．
2. ［VOD］Pythonで学ぶ マクスウェル方程式 【電場編】＋【磁場編】，ZEPエンジニアリング株式会社．
3. ［VOD］Pythonで学ぶ やりなおし数学塾1【微分・積分】，ZEPエンジニアリング株式会社．
4. ［VOD］Pythonで学ぶ やりなおし数学塾2【フーリエ解析】，ZEPエンジニアリング株式会社．
5. ［VOD/KIT］3GHzネットアナ付き！RF回路シミュレーション＆設計・測定入門，ZEPエンジニアリング株式会社．
6. ［VOD/KIT］3GHzネットアナ付き！初めてのIoT向け基板アンテナ設計，ZEPエンジニアリング株式会社．
7. 超長距離無線LoRaからローカル5Gまで！GNU Radio×USRPで作るソフトウェア無線機，ZEPエンジニアリング株式会社．
8. Zynq搭載ボードの決定版“Eclypse Z7”で始める高速信号処理システム開発，ZEPエンジニアリング株式会社．
9. 自宅で設計・開発！USBミクスト・シグナル・アナライザ Analog Discovery Pro 3000 誕生，ZEPエンジニアリング株式会社．
10. 高精度基準搭載＆1GSPS広帯域！プロ用USBマルチ測定器 ADP5250誕生，ZEPエンジニアリング株式会社．