スピードマスタ・シリーズ
プロの技術を1日で!実習キット付きVOD
[VOD/KIT]
Tinyスペアナ×Tinyネットアナで作る 6GHz My実験ベンチ
何でも測れる!高調波/P1dB/変調ひずみからインピーダンス/ゲイン/反射まで
- 型名:z-tinysavna-on1
- 仕様:キット,講義573分,解説228頁
- 定価:92,400円(税込・送料無料)
- 著者・講師:川口 正(SIGL代表)
- 企画編集・主催: ZEPエンジニアリング株式会社
- 1人当たり1ライセンスです
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概要
本VODでは,ポケット・タイプの帯域6GHzのスペクトラム・アナライザとネットワーク・アナライザを動かしながら,高周波回路の測定・評価技術と不具合対策をマスタします.
スペクトラム・アナライザとネットワーク・アナライザは,数百MHzから数GHzの回路動作を評価するために不可欠な測定器です.オシロスコープはGHz以上の無線通信回路の特性評価には適しておらず,プローブが測定対象の回路動作に影響を与え,大信号/小信号/ノイズを同時に確認することができないからです.無線通信回路では,信号とノイズ・レベルとの比が1000倍以上を見る必要があり,オシロスコープではその比が数百倍です.スペクトラム・アナライザでは,その比が数千倍の場合でも測定できます.
高周波のフィルタやアンプの周波数特性を測るには,多くの周波数点での通過などの特性を測定する必要があります.ネットワーク・アナライザでは周波数を連続的に発生させて各周波数点での通過などの特性を自動的に測定でき,効率的に周波数特性が測定できます. また,ネットワーク・アナライザは,信号とノイズ・レベルの比が数万倍でも測定できます.
これらの測定器を正しく使っていないと,ノイズの誤判定や不適切な周波数設定などにより,誤った評価をしてしまうこともあります.そのため,無線通信回路の設計やトラブルシューティングにおいて,測定器の選択や正しい使い方が不可欠です.測定器を適切に活用することで,無線通信回路の性能や信頼性を向上させることが可能です.
キットに加え,9時間を超えるプロの技術者による丁寧な解説ビデオと,228頁の講義テキストが同梱されています.
同梱の説明書(下記)には,講義ビデオや講義テキストの視聴を可能にするパスワードが記載されています.
本製品のすべての映像,画像,文書テキスト,ソースコードは著作権法によって厳格に守られています.無許可の転載,複製,転用は法律により罰せられます.
tinySA UltraとLiteVNA 64をお持ちの方は,下記の製品がおすすめです.
[VOD]Tinyスペアナ×Tinyネットアナで作る 6GHz My実験ベンチ
※VODと付属基板が必要な場合は,info@zep.co.jpまでお問合せください.
すぐに実習を始められるオールインRF測定キット
キットの構成
- 100k~6GHzのスペクトラム・アナライザ“tinySA Ultra”(6GHz拡張設定・基本動作確認済)
- 上記1に付属の50ΩSMA同軸ケーブル,USB Type-Cケーブル,SMAショート・コネクタ,SMAコネクタ付きアンテナほか
- 50k~6.3GHzのベクトル・ネットワーク・アナライザ“LiteVNA 64”(基本動作確認済)
- 上記3に付属のSMAケーブル,USB Type-Cケーブル,SMAロード/ショート/オープンほか
- 実習用パターン・フィルタ&VNAデモ・ボード(部品実装済)
※上記写真に掲載されている部材に加え、実習用のVNAデモボードも付属いたします
オールインRF測定キット「tiny実験ベンチ」のスペックと用途例
スペクトラム・アナライザ tinySA Ultra
- 5G無線機開発
数百M~6GHzの高周波回路が出す周波数(高調波込み)とレベル測定 - EMC対策
電子機器からの漏洩電磁波の周波数とレベル測定 - トランシーバやラジコン開発
ベクトル・ネットワーク・アナライザ LiteVNA64
- 数百M~6GHzの高周波回路の通過特性や反射特性測定
- 6GHz以下の高周波回路ユニットの簡易的な周波数特性測定
- トランシーバやラジコン開発
講義ビデオ(573分)&テキスト(228頁)
Part1 6GHzスペクトラム・アナライザ入門編
(1)スペクラム・アナライザとオシロスコープとの違い
- オシロスコープの測定
- 周波数成分を分解して見るスのしくみ
- 安価なスペクトラム・アナライザの動向と長所・短所
(2)スペクトラム・アナライザによる測定技術
- スぺアナによる回路性能評価のポイント
周波数測定/高調波測定/相互変調ひずみの測定/ノイズ・レベルとダイナミック・レンジ,ほか - スペクトラム・アナライザ測定時の注意点
測定器を焼損させないために,ほか
(3)6GHzスペクトラム・アナライザ tinySA Ultraの説明と実演
- 基本機能の解説
スペック/3GHzローパス・フィルタ/基本操作 - 実演
Ultra MODEの設定/周波数と強度の設定/アンテナでスマートフォン出力を測定/MAX HOLD/ウォーターフォール表示/
マーカ設定/PC画面からの操作,ほか
Appendix メーカ製ベンチトップ・スペクトラム・アナライザの説明
- 基礎知識
ベンチトップ・スペクトラム・アナライザとtinySAの違い/ベンチトップ・スペクトラム・アナライザによる測定/高精度周波数測定 - 実演
信号近傍のノイズ測定/熱雑音付近のノイズ・レベル測定/1dBゲイン・コンプレッション・レベル測定/2信号相互変調(IMD)測定
Part2 6GHzベクトル・ネットワーク・アナライザ入門編
(4)ネットワーク・アナライザとは
- ネットワーク・アナライザはどのような測定器か
- 安価なネットワーク・アナライザの動向と長所・短所
(5)ネットワーク・アナライザを使う上での基礎知識
- Sパラメータの基礎知識
- スミスチャートの基礎知識
- 回路性能の評価ポイントの習得
ネットワーク・アナライザの校正/インピーダンス測定/周波数特性(損失,ゲイン)測定/反射特性測定 - ネットワーク・アナライザ測定時の注意点
校正点/ノイズ・レベル/測定器を破損,焼損させないために
(6)6GHネットワーク・アナライザLiteVNA64の説明と実演
- 基本機能の解説
キット構成/スペック/基本操作/測定器の校正 - LiteVNA64とVNAデモ・ボードを使用してスミスチャートを測定
受講対象
- 数百MHzから数GHzの高周波回路(基板)を設計している・しようとしているエンジニア
- 高周波回路の評価・測定技術の基本をマスタしたいエンジニア
あると望ましい予備知識
基本的な電気回路の基礎知識
実習に必要な周辺機器
スマートフォン
講演の目標
- 高周波回路性能評価測定のポイントがわかる
- スペクトラム・アナライザとネットワーク・アナライザの適切な使い方がわかる
本製品を購入された方へ
講義ビデオと講義テキストの視聴方法は,下記リンク先(青字)をクリックし,本製品同梱の説明書に書かれたパスワードを入力してください.
573分の講義動画(著作権保護のためパスワードがかけられています)
「Part1_6GHzスペクトラム・アナライザ入門編」講義動画.mp4(4時間31分28秒)
- 0:00:10 イントロダクション
- 0:02:11 1 スペクトラム・アナライザとオシロの違い
- 0:03:25 1-1 オシロスコープでの信号測定
- 0:13:40 1-2 周波数成分を分解して見るスペクトラム・アナライザのしくみ
- 0:56:55 1-3 安価なスペクトラムアナライザの動向と長所・短所
- 1:07:27 2 スぺアナによる測定技術をマスタする
- 1:08:58 2-1 スぺアナによる回路性能評価のポイント
- 2:11:02 2-2 スペクトラム・アナライザ測定時の注意点
- 2:22:27 3 スペクトラム・アナライザの説明と実演
- 2:26:06 3-1 6GHzスペクトラム・アナライザ“tinySA Ultra”の基本機能
- 2:52:12 3-2 6GHzスペクトラム・アナライザ“tinySA Ultra”の実演
- 3:52:18 3-3 ベンチトップ型スペクトラム・アナライザでの測定実演
「Part2_6GHzベクトル・ネットワーク・アナライザ入門編」講義動画.mp4(5時間2分24秒)
- 0:00:10 イントロダクション
- 0:01:02 4 ネットワーク・アナライザとは
- 0:02:52 4-1 ネットワーク・アナライザはどんな測定器か
- 0:12:34 4-2 安価なネットワーク・アナライザの動向と長所・短所
- 0:18:25 5 ネットワーク・アナライザを使う上での基礎知識
- 0:19:22 5-1 ネットワーク・アナライザ測定に必要なSパラメータの基礎
- 1:44:49 5-2 ネットワーク・アナライザ測定に必要なスミスチャートの基礎
- 2:31:18 5-3 ネットワーク・アナライザによる回路性能評価のポイント
- 2:57:30 5-4 ネットワーク・アナライザ測定時の注意点
- 3:42:11 6 ネットワーク・アナライザの説明と実演
- 3:42:38 6-1 6GHzネットワーク・アナライザ LiteVNA64のスペック
- 3:46:57 6-2 6GHzネットワーク・アナライザ LiteVNA64の実演
講義テキスト(著作権保護のためパスワードがかけられています)
紹介動画
ダイナミック・レンジと信号測定におけるノイズ/ひずみの影響 |
分解能帯域幅とビデオ帯域幅によるノイズ・レベル調整 |
信号の安定度を確認するSSBノイズ測定機能 |
ベクトル・ネットワーク・アナライザにおけるコネクタ構成と接続時の留意点 |
ネットワーク・アナライザを使用する際の安全対策と適切な取り扱い |
スミスチャート上の応答を確認する際は,実測前にシミュレータなどで測定周波数の位置を把握しておく |
講師紹介
略歴
メーカで高速デジタル高周波の混在回路開発設計に30年以上従事.高速回路設計,EMC対策回路設計のコンサルタント
主な著書
- [VOD]高速&エラーレス!5G×EV時代のプリント基板&回路設計 100の要点
- [VOD/KIT]ポケット・スペアナで手軽に!基板と回路のEMCノイズ対策 10の定石
- [VOD]Gbps超 高速伝送基板の設計ノウハウ&評価技術
- トランジスタ技術,インターフェース誌,トランジスタ技術スぺシャルなどの技術記事執筆など
パーツキットと講義動画でプロの技術を1日習得
スピードマスタ・シリーズ
電子回路・基板設計からプログラミングまで,エンジニアがマスタすべき技術は多岐にわたり,開発期間も短くなっています.多くの書物を読み漁ったり,玉石混交のネット情報に振り回されたりしている暇はありません.
本シリーズには,各分野の一線で活躍する技術者が厳選したパーツセット,設計の要点を効率よく解説するセミナ動画,講義テキスト,お手本ソースコードなどが同梱されています.百戦錬磨の技を一見することで,未経験の技術が驚くほど短時間で身につくだけでなく,信頼性の高いシステム開発に必要なプロの眼が養われます.