7月4日 LIVE受講 / 7月5日~7月7日 録画受講
[Webinar/Book/data]
Pythonで一緒に!ロボット制御のモデルべース設計
【状態推定編】

センサで直接測れない情報を推定する方法を手を動かして学ぶ


お申込み

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月/日 開始 終了 内容 価格 申し込み
7/4(金) 10:00 17:00 [Webinar/Book/data]
Pythonで一緒に!ロボット制御のモデルべース設計
【状態推定編】
14,520円
[Webinar/data]
Pythonで一緒に!ロボット制御のモデルべース設計
【状態推定編】
11,000円

ご購入前にご理解いただきたいこと

  1. 上記の時間は,LIVEセミナの開始/終了時間です.
  2. 本セミナに申し込んだ方は,見逃し配信による受講も可能です.
  3. 本セミナでは,講義テキストに加えて,参考資料として「制御系設計論(コロナ社)」も使用します.本書籍をお持ちの場合は,[Webinar/data]コースがおすすめです.
  4. 講義テキストは講演の3日前までにメールにて送付予定です.
  5. 講義テキスト,ソースコード類は1人1ライセンスとなります.
  6. セミナの映像,画像,文書テキスト,ソースコードは,著作権法により厳格に保護されています.無許可の転載,複製,転用は禁止されており,法律により罰せられる場合があります.

まなぶこと

あらまし

制御工学は,モノの動きをデザインする科学です.
 制御工学では,まず,モノ(システム)の動特性を調べます.そして,その特性を理解した上で,望ましい動きになるような制御器を設計します.「Pythonで一緒に!ロボット制御のモデルべース設計」シリーズでは,さまざまな設計手法の考え方と計算テクニックをPythonプログラミングを活用しながら解説します.

今回のテーマは「状態推定」です.制御システムの設計や運用において,システム内部の状態を正確に把握することは極めて重要です.しかし多くの場合,すべての状態量を直接計測することは難しく,システムの入出力データから状態を推定する必要があります.

本セミナでは,まず,状態推定問題の基本的な考え方と,差分近似を用いた簡易的な推定手法について解説します.

つぎに,オブザーバによる推定技術として,同一次元オブザーバや最小次元オブザーバ,そしてそれらを利用したコントローラであるオブザーバ併合レギュレータについて説明します.

さらに,外乱オブザーバや最適オブザーバ(H∞フィルタ,定常カルマン・フィルタ)を取り上げ,最後に,離散時間カルマン・フィルタの基礎と応用を紹介します.

図1「Pythonで一緒に!ロボット制御のモデルべース設計」シリーズの学習内容
図2 同一次元オブザーバの構成と誤差ダイナミクス 図3 Pythonを用いたカルマン・フィルタ設計の一例と,そのシミュレーション結果

アジェンダ

(1)制御系設計の流れと勘所

(2)動的システムの表現

  • 常微分方程式によるモデリング
  • 伝達関数
  • 状態方程式

(3)状態推定問題

  • 差分近似による状態推定
  • 可観測性
  • 出力の有限時間観測データによる状態推定

(4)オブザーバ

  • 同一次元オブザーバ
  • オブザーバ併合レギュレータ
  • 最小次元オブザーバ
  • Pythonでオブザーバを設計

(5)外乱オブザーバ

  • 外乱モデルに基づく外乱推定
  • Pythonで外乱推定

(6)最適オブザーバ

  • 線形関数オブザーバ
  • H∞フィルタ
  • 定常カルマン・フィルタ
  • Pythonで定常カルマン・フィルタを設計

(7)離散時間カルマン・フィルタ

  • 最小二乗推定,ベイズ推定
  • 線形カルマン・フィルタ
  • Pythonでカルマン・フィルタを実装

受講対象

  • 制御系設計の方法を知りたい方
  • 状態推定の基礎を学びたい方
  • Pythonで制御工学を体験したい方

あると望ましい予備知識

  • 力学や電気回路の基礎(オームの法則を知っている)
  • 複素関数の基礎(複素数の演算ができる)
  • プログラミングの基礎(数行のコードを書いて実行したことがある)
  • 制御工学の基礎(伝達関数や状態方程式を知っている,
     または,【PID制御編】【状態フィードバック制御編】【ロバスト制御編】を受講している)

講演の目標

  • 制御系設計(動きのデザイン)の基本的な方法を説明できる
  • 状態を推定する方法を説明できる
  • 簡単なPythonプログラムを作成できる

受講者が事前に準備するもの

  • 筆記用具と計算用紙(ノート)
  • Pythonプログラム実行環境(Google Colabratoryなど)

今後のセミナ予定

  1. Pythonで初めてのモデルベース制御系設計【ディジタル制御編】

講師紹介

略歴

2009年3月京都大学大学院情報学研究科博士後期課程修了. 日本学術振興会特別研究員(DC2),舞鶴工業高等専門学校助教,京都大学特定助教, 奈良先端科学技術大学院大学助教,大阪大学准教授などを経て, 2025年4月より兵庫県立大学大学院工学研究科電気電子工学専攻教授. 博士(情報学).一般社団法人みんなの制御塾代表理事.

関連製品

主な著書

  1. Pythonによる制御工学入門改訂2版,オーム社 (2024)
  2. 制御系設計論,コロナ社 (2021)
  3. やさしくわかるシーケンス制御,オーム社(2020)
  4. Pythonによる制御工学入門,オーム社 (2019)
  5. 倒立振子で学ぶ 制御工学,森北出版 (2017)
  6. Arduino×Pythonで動かしながら学ぶモータ制御入門,トランジスタ技術2020年9月号

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