- イベント名:Days on the ZEP 2025 Winter(第6回)
- 演題:広帯域ソフトウェア無線&フェーズドアレイANT開発 要点100
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受講料:無料(全4セッション)
※収録,再編集後,視聴無制限の講義テキスト付きVOD発売予定 【参考】Days on the ZEP 2024 Summer - LIVE受講:2月28日(金)10:00-16:30 録画受講:3月1日~3月7日
- 申込締切:2月28日 16:30
- 受講方法:Zoomによるオンライン受講 ※接続先は登録後にメールにて案内
- 協賛:株式会社ピーバンドットコム / アナログ・デバイセズ株式会社 / DigiKey Electronics /
株式会社エーイーティー - 主催:ZEPエンジニアリング株式会社
- 受講者属性:Days on the ZEP 2024 Autumn(512名,自動運転&SLAMロボット開発)
- 受講・協賛のお問い合わせ:info@zep.co.jp (03)6825-5851
企画趣旨
5G/6G通信では,ミリ波帯や他の高周波数帯域を使用することで,超高速・大容量通信が可能になります.しかし,高周波数ほど電波の指向性が鋭くなるという課題があり,精密なビーム制御が必要となります.
フェーズド・アレイ・アンテナは,ビームフォーミング技術を用いて広帯域の電波を特定の方向に集中させ,干渉を減らして通信効率を向上させます.ロケットや衛星との通信,レーダ,気象観測,医療スキャナなど,幅広く利用されており,超高速・広帯域通信が期待される5G/6Gの鍵を握っています.
【セッション1】
MATLABによるフェーズドアレイANT制御SDRの評価ソフト開発
ビームフォーミングの基本からベースバンドによる指向性制御のしくみまで
- 日時:2月28日(金) 10:00~11:00
- 講師: 山田 浩之(Y-Logic)
講演内容フェーズド・アレイ・アンテナは,配列状に配置された複数のエレメントを用いたアンテナです.各エレメントの位相制御により任意の向きに電波を送受信することができます. 昨今,ドローンは日常的に耳にする存在となり,海外では宅配用ドローンがすでに生活 MATLABとSDRを組み合わせて 28GHz帯の基本的なアンテナ“ULA”(Uniform Linear Array)を使って電波を送信し,アンテナを評価するためのソフトウェアを作成しました.ULAとは,アンテナ要素間の間隔や特性が均一で,配列が直線上に並んでいるアンテナのことです. フェーズド・アレイ・アンテナの制御にはいくつかの方式があります.ここでは SDR の出力により直接アンテナ位相を変化させる「ソフトウェアフェーズド・アレイ・アンテナ」方式を実装します.実装するうえで課題となった SDR ハードウェアの制約や,その対応策についても説明します. 説明はフェーズド・アレイ・アンテナの原理から始めますので,前提知識がなくても理解できる内容です.使用するアンテナについては,セッション2で詳しく解説があります. 受講対象
講師紹介略歴
主な著書
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【セッション2】
マルチビーム・ソフトウェア・フェーズドアレイANTシステムの開発
複数ビームを別角度に同時放射!PAの低歪化と熱雑音平均化による感度向上も実現
講演内容従来のフェーズド・アレイは,変調されたRF信号をRFアナログ位相遅延回路を使って実現していました.この方法は送受信機が1組で構成できるため,安価に実現できますが,複数の変調波を重畳してもすべて同じ遅延量になるため個別のビーム制御は不可能でした. 本セッションで紹介するマルチビーム・ソフトウェア・フェーズド・アレイ方式は,位相遅延の制御をSDRを使ったソフトウェアによる信号処理で実現します. アンテナ・エレメントの数だけ送受信機が必要になりますが,複数の変調波それぞれに異なる位相遅延処理ができるため,複数の異なる角度のビームをアンテナから同時に放射可能です. 複数の送信機によるパワー合成になるため,各パワー・アンプに要求される歪特性は大幅に緩和されます. 受信は,NF(Noise Figure)を決定する初段のLNAが複数並列のパワー合成になるため,熱雑音は平均化され変調波は加算されることで感度が改善します. このようにソフトウェア・フェーズド・アレイはマルチビーム制御だけにとどまらず,さまざまな可能性,将来性のある技術です. 本セッションでは,実際に試作した28GHz帯の4エレメント(送受信機が4チャネル)のハードウェアを紹介します.さまざまな回路上の工夫や実現方法やマルチビームの実測結果も紹介します. 受講対象
講師紹介略歴
主な著書
キット&モジュール |
【セッション3】(調整中)
遅延レス!OAIによるソフトウェア衛星通信システムの開発
【セッション4】
3D電磁界シミュレータ CST Studioで見るフェーズド・アレイANT解析
電波のふるまいを可視化して,エレメント数と形状の最適解を探す
- 日時:2月28日(金) 15:10~16:10
- 講師: 川口 正(SIGL代表)
講演内容本セッションでは,フェーズド・アレイ・アンテナの基本的な動作を3D電磁界解析で解説します. フェーズドアレイ・アンテナは,複数のエレメントを並べたアンテナです.機械で回転させるのではなく,各エレメントに位相差をもたせることで励起(受信)し,任意の方向の電波を高い感度で受信したり発射したりするものです.機械式より圧倒的高速に,電波の受信方向や発信方向を変えることが可能です. 電磁界シミュレータ CST Studio Suiteには,碁盤の目状や円周形状など任意の構成のアレイ・アンテナの動作を解析するツールが付属しています.このツールを動かして,さまざまな形状,さまざまなエレメント数のアレイ・アンテナの電磁界のふるまいをシミュレーション実験し,フェーズドアレイ・アンテナの動作を理解します. 講師紹介略歴
主な著書
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