ZEPマガジン

2025年11月19日号
制御プログラムの良否:判定時間応答と周波数応答
M5 StampFlyで実習マルチコプタ制御プログラミング

P制御やPID制御を用いることで,立ち上がり特性やオーバーシュートを調整できる.パラメータ調整により,時間応答の速度と安定性をバランスさせることが可能

2025年11月18日号
姿勢を定量化する2つの物理量:加速度と角速度
M5 StampFlyで実習マルチコプタ制御プログラミング

M5 StampFlyで実習する場合,姿勢は加速度と角速度という2つの物理量で定量化できる

2025年11月17日号
姿勢制御プログラム実装の準備:PIDの制御量を式で表す
M5 StampFlyで実習マルチコプタ制御プログラミング

PID制御プログラムでは,比例,積分,微分の各要素を組み合わせて最終的な制御入力Uを生成し,各モータや制御軸ごとに独立して計算する

2025年11月16日号
目標姿勢からのずれを3種の制御量"PID"で自動補正
M5 StampFlyで実習マルチコプタ制御プログラミング

マルチコプタの姿勢を安定させるには,目標姿勢からのずれを瞬時に補正する制御が不可欠であり,その基本は比例制御(P),積分制御(I),微分制御(D)である

2025年11月15日号
ねらった姿勢にピタリ!フィードバック制御の導入
M5 StampFlyで実習マルチコプタ制御プログラミング

フィードバック制御を導入することで,ドローンの操縦者が行う操作量は少なくても安定した姿勢を維持できるようになる

2025年11月14日号
上下/ロール/ピッチ/ヨー:機体の運動を自在制御
4つのプロペラの回転と運動の関係を整理

4枚のプロペラをもつクアッド・コプタは,推力の合成とトルクの制御によって機体の姿勢と位置を制御する

2025年11月13日号
コーディングと可視化:ブラウザIDE Jupiter LAb
ラズパイ×Pythonモータ制御プログラミング入門

ラズベリー・パイにはPythonとJupyter Labがあらかじめ導入されている.Jupyter Labはブラウザ上で動作する統合開発環境で,コードの編集・実行・結果の可視化を同一画面で行える

2025年11月12日号
制御器設計の第1歩!モータの数式化から始める
ラズパイ×Pythonモータ制御プログラミング入門

電気的および機械的なエネルギ変換を行う直流モータの動作は,2階の微分方程式で表すことができる

2025年11月11日号
制御工学計算ライブラリPython Controlのススメ
ラズパイ×Pythonモータ制御プログラミング入門

Python-Controlは制御工学の計算やシミュレーションをPython上で実行できるライブラリ.時間応答の可視化,ステップ応答や周波数応答の計算,安定余裕の評価などが行える

2025年11月10日号
実際の電子製品のプリント基板
KiCADで始めるプリント基板設計入門

プリント基板(Printed Circuit Board : PCB)は,電子回路を構成する配線パターンが形成された板

2025年11月9日号
IC梱包には乾燥剤:リフロ過熱時の水分膨張防止
KiCADで始めるプリント基板設計入門

表面実装ICはリールやトレイ,銀色のシールド・バッグなどに梱包される.パッケージ内には乾燥剤が同梱され,内部の水分を吸収する

2025年11月8日号
端子のはんだ付け用金属面「パッド」データの作成
KiCADで始めるプリント基板設計入門

部品の端子をはんだ付けするための金属面「パッド」のフット・プリントは,部品カタログに記載された寸法を基準に作成する

2025年11月7日号
ノイズ除去と動作安定化:IC直近にはキャパシタ
KiCADで始めるプリント基板設計入門

IC直近に配置するキャパシタは,電源ラインに含まれる高周波ノイズや突入電流を吸収することで,ICの動作を安定化する働きがある

2025年11月6日号
層と層の電気的接続穴「ビア」データ作成
KiCADで始めるプリント基板設計入門

プリント基板の層間を電気的に接続する「ビア」は.表面層から裏面層まで導通させ,信号や電源の経路を確保する穴.ビアの配置は配線効率やインピーダンス,熱管理にも影響する

2025年11月5日号
はんだ塗布用属型メタル・マスク・データ作成
KiCADで始めるプリント基板設計入門

メタル・マスクとは,クリームはんだを基板上に正確に印刷するための,パッド形状の開口があるステンレス薄板.開口率やマスクオフセットがはんだ量と印刷品質に直結する

2025年11月4日号
高電圧に耐えられる?AC100~200Vの配線技術
KiCADで始めるプリント基板設計入門

高電圧では,わずかな絶縁距離の不足や基板表面の汚れが原因でリーク電流や放電が発生することがある

2025年11月3日号
Scratch風スマホ・アプリ開発ツールMIT App Inventor入門
2008年誕生,2011年オープン・ソース化,2024年日本語化完了

MIT App Inventor2は2008年にGoogleが開発.MITメディアラボの協力のもと2010年に一般公開.2011年にMITへ移管され,オープン・ソース化が勧められた

2025年11月2日号
初歩のスマホ・アプリ・プログラミング:if文とfor/while文
Scratch風スマホ・アプリ開発ツールMIT App Inventor入門

アプリ内でユーザが入力した数値によってボタンの色を変える場合,if文を使って条件を判定する

2025年11月1日号
PicoのLEDを制御!初めてのスマホI/Oアプリの制作
Scratch風スマホ・アプリ開発ツールMIT App Inventor入門

ラズベリー・パイPicoとWi-Fi接続を行い,スマホ上でLEDをリモート制御するアプリをMIT App Inventorで作ってみた

2025年10月31日号
GPUで最新と過去のキー・フレームを丸ごと最適化
移動経路推定アルゴリズム:GLIM

GLIMアルゴリズムは,各フレームの姿勢を不確かさをもつ変数として扱い,収束するまで一定期間継続的に最適化する