ZEPマガジン

2025年8月6日号
10Gbps信号の電磁界空間放射
電磁界シミュレータ入門 CST Studioで3次元解析

直線的な配線では放射が少なく抑えられる傾向があるが,配線を屈曲させた構造にすると,共振やアンテナ作用により放射が増す

2025年8月5日号
差動信号はスリットを上手に超える
電磁界シミュレータ入門 CST Studioで3次元解析

スリット部を通過する際,差動伝送を用いると,信号の一部はスリット側に逃げるものの,大部分のエネルギは減衰せずに伝送される

2025年8月4日号
キャパシタでスリット超え リターン経路は絶対確保
電磁界シミュレータ入門 CST Studioで3次元解析

スリットによるリターン経路の断絶は,近傍にキャパシタを配置することである程度補うことが可能

2025年8月3日号
高速信号のスリットまたぎ
電磁界シミュレータ入門 CST Studioで3次元解析

高速信号ならスリットをうまく通過できるように見えるが,実際は信号のエネルギの一部がスリット方向に流出する

2025年8月2日号
30Gbps/0.03ns!超高速パルスの波形観測
電磁界シミュレータ入門 CST Studioで3次元解析

直流と異なり,高周波のリターン電流は伝送路全体を経由するのではなく,信号の進行に伴って同方向に進む

2025年8月1日号
JESD伝送路の設計基礎と差動伝送
計測のためのA-Dコンバータ実装術

JESDインターフェースの評価試験は,FPGAや各種ソフトウェアに組み込まれたサポート機能を用いて実施する

2025年7月31日号
JESDトランシーバの評価法
計測のためのA-Dコンバータ実装術

FPGAの開発環境に組み込まれているアイ・パターン観測用ツールを利用することで,実機での評価を補完し,より詳細な解析が可能

2025年7月30日号
FR4基板とストリップ線路の特性
計測のためのA-Dコンバータ実装術

10Gbps以上の高速信号では,-5dBまで損失が増すため信号品質が規格を満たさない可能性がある

2025年7月29日号
JESD204におけるリターン・ロスの意味と役割
計測のためのA-Dコンバータ実装術

リターン・ロスが大きいほど入力信号が反射せずに伝送されていることを意味する.理想は,S11はゼロ,リターン・ロスはマイナス無限大

2025年7月28日号
高速シリアル・インターフェースの評価指標「アイ・パターン」
計測のためのA-Dコンバータ実装術

Sパラメータで表されるS21の挿入損失,ケーブルによる周波数依存性のロス,信号の反射によるひずみは,信号のタイミングに影響し,ビット・エラーの原因になる

2025年7月27日号
JESD204における伝送路ロスと波形補正の重要性
計測のためのA-Dコンバータ実装術

Sパラメータで表される$S_{21}$の挿入損失,ケーブルによる周波数依存性のロス,信号の反射によるひずみは,信号のタイミングに影響し,ビット・エラーの原因になる

2025年7月26日号
CMLとLVDSの送信回路の共通点と違い
計測のためのA-Dコンバータ実装術

高速A-Dコンバータの送信回路の代表は,CML(Current Mode Logic)とLVDS(Low Voltage Differential Signaling).両者は,高速性と低ノイズ特性を備える差動伝送方式

2025年7月25日号
JESD204通信における専用線の役割
計測のためのA-Dコンバータ実装術

JESD204の通信では,データ転送に使用される信号線とは別に,制御や同期のための専用線が存在する

2025年7月24日号
JESD204のレーン構成と信号方向
計測のためのA-Dコンバータ実装術

JESD204は,A-Dコンバータの高速化と高精度化の要求に対応するシリアル通信規格.特にJESD204BやJESD204Cが広く用いられている

2025年7月23日号
LVDSからJESD204BCまで!高速ADC I/Fの伝送速度
計測のためのA-Dコンバータ実装術

高速A-Dコンバータを用いれば,ミキシングや波形合成などのRF信号処理もディジタル領域で実行でき,アナログ回路の温度による特性変化や経年劣化を克服できる

2025年7月22日号
A-D/D-Aコンバータとディジタル処理系の接続課題
計測のためのA-Dコンバータ実装術

12ビット/100MspsのA-Dコンバータが通信に要する通信容量1.2Gbpsを確実に受け渡すためには,信号の整合性や同期精度に優れた高速インターフェースが必要

2025年7月21日号
高速A-D変換を支えるシリアル・インターフェース JESD204C
計測のためのA-Dコンバータ実装術

高速信号処理システム実現にはA-DコンバータとFPGA間の通信速度向上が欠かせない.JESD204Cは1レーンあたり最大32Gbpsの伝送速度を実現する

2025年7月20日号
高速伝送向け基板材といえばPPE/Rogers/テフロン
計測のためのA-Dコンバータ実装術

PPEはFR4よりも低い比誘電率と誘電正接をもちロスが小さい.加工性や耐熱性に優れ,テフロンに近い電気特性をもちながらコストを抑えている

2025年7月19日号
高速伝送にパラレルよりシリアルが向く理由
計測のためのA-Dコンバータ実装術

データをパラレルで伝送すれば,より多くのビットを一度に送れる.しかし,一番遅く到達するビットにタイミングを合わせて,読み込む必要がある

2025年7月18日号
Gbps伝送には低tanδ材
計測のためのA-Dコンバータ実装術

通信速度を高める鍵はデータ間のタイミング合わせ.プリント基板の基本性能「比誘電率」と「誘電正接」に着目