ZEPマガジン

2025年7月22日号
A-D/D-Aコンバータとディジタル処理系の接続課題
計測のためのA-Dコンバータ実装術

12ビット/100MspsのA-Dコンバータが通信に要する通信容量1.2Gbpsを確実に受け渡すためには,信号の整合性や同期精度に優れた高速インターフェースが必要

2025年7月21日号
高速A-D変換を支えるシリアル・インターフェース JESD204C
計測のためのA-Dコンバータ実装術

高速信号処理システム実現にはA-DコンバータとFPGA間の通信速度向上が欠かせない.JESD204Cは1レーンあたり最大32Gbpsの伝送速度を実現する

2025年7月20日号
高速伝送向け基板材といえばPPE/Rogers/テフロン
計測のためのA-Dコンバータ実装術

PPEはFR4よりも低い比誘電率と誘電正接をもちロスが小さい.加工性や耐熱性に優れ,テフロンに近い電気特性をもちながらコストを抑えている

2025年7月19日号
高速伝送にパラレルよりシリアルが向く理由
計測のためのA-Dコンバータ実装術

データをパラレルで伝送すれば,より多くのビットを一度に送れる.しかし,一番遅く到達するビットにタイミングを合わせて,読み込む必要がある

2025年7月18日号
Gbps伝送には低tanδ材
計測のためのA-Dコンバータ実装術

通信速度を高める鍵はデータ間のタイミング合わせ.プリント基板の基本性能「比誘電率」と「誘電正接」に着目

2025年7月17日号
14Gbpsインターフェース JESD204Bの実装
計測のためのA-Dコンバータ実装術

JESD204Bは最大14Gbpsに達する高速伝送対応のシリアル・インターフェース.基板の設計には高い信号整合性とノイズ対策が求められる

2025年7月16日号
1pAを測るなら Rogers基板を採用
計測のためのA-Dコンバータ実装術

エレクトロメータやTIAといった高インピーダンス回路など,1pA以下の超微小電流を測るためには基板材料の選定が重要

2025年7月15日号
F9P+D9Cで実現!CLASレシーバ
単独高精度測位 みちびき補正信号CLAS入門

RTKは軒下でもFixを維持できるのに対し,CLAS(PPP-RTK)は単独測位まで落ちる場面も多く,現場環境に応じた使いわけが求めらる

2025年7月14日号
高精度測位の新たな選択肢:CLASとRTKの比較
単独高精度測位 みちびき補正信号CLAS入門

2021年 マゼランシステムズジャパン社のCLAS対応受信機で定点,移動観測が行われた.オープン・スカイの環境下で,水平RMS 36mm,Fix率 100%という結果が得られた

2025年7月13日号
2つの測位解 FloatとFix
単独高精度測位 みちびき補正信号CLAS入門

RTK測位の初期段階の搬送波の波数が不明な状態で得られる測位解がFloat解.精度は数mから20cm程度.波数が判明するとFix解に到達する.精度は数cm

2025年7月12日号
マルチバンドRTK 実際の製品と実力
単独高精度測位 みちびき補正信号CLAS入門

RTK-GNSS技術の進展に伴って,cm級の測位精度が市販品でも実現されつつある.その中心はマルチバンド対応のRTK受信機

2025年7月11日号
基準点データを配信するしくみ
単独高精度測位 みちびき補正信号CLAS入門

RTK測位は,基準局の補正情報をネットワーク越し受信する.NTRIPは,RTCM形式の測位補正データをインターネット経由で配信するためのプロトコル

2025年7月10日号
樹木下でのRTK測位の実験と精度評価
単独高精度測位 みちびき補正信号CLAS入門

劣悪な受信環境である樹木下でRTK測位の精度の確認を実施したところ,やや大きなばらつきが確認されたが,誤差は1~2cm程度に収まっていた

2025年7月9日号
NTRIPサーバが出す“RTCM”データ
単独高精度測位 みちびき補正信号CLAS入門

RTCM(Radio Technical Commission for Maritime Services)は,衛星測位システムの基準局から移動局に配信されるデータの規格

2025年7月8日号
衛星+地上基準局!一般的なRTK測位システムの構成
単独高精度測位 みちびき補正信号CLAS入門

準天頂衛星「みちびき」が提供するCLAS(Centimeter Level Augmentation Service)は,基準局を自前で用意しなくても済む測位方式

2025年7月7日号
安定に動作する負帰還アンプの検証と構築
LTspice設計データで学ぶ Analog Devices電子回路教室

OPアンプに同軸ケーブルなどの容量性負荷をつなぐと動作が不安定になる.また,帰還抵抗とOPアンプ自体の入力容量によっても不安定になる.とにかく容量には細心の注意を

2025年7月6日号
低電圧/単電源動作のための適切なOPアンプ選定
LTspice設計データで学ぶ Analog Devices電子回路教室

OPアンプもディジタルICと同じく,電源電圧いっぱいで動くという理解は間違い.電源電圧いっぱいまで動かないOPアンプは多い

2025年7月5日号
高精度増幅を実現するOPアンプの選び方
LTspice設計データで学ぶ Analog Devices電子回路教室

±LSB/2が±0.6mVの12ビットA-Dコンバータと組み合わせる増幅回路に使うOPアンプには±60μVの入力オフセット電圧性能が必要

2025年7月4日号
OPアンプの周波数特性と適切な選び方
LTspice設計データで学ぶ Analog Devices電子回路教室

フィードバックをかけることでOPアンプは所望のゲインで動くが,その周波数特性はオープン・ループ・ゲインを超えられない.ゲインが10倍,$f_T$が10MHzなら実効的な帯域は1MHz

2025年7月3日号
1石のトランジスタから電子回路の基本と設計法を学ぶ
オームの法則/トランジスタからMOSFET/OPアンプまで!電子回路設計を実体験

2025年6月25日~7月30日.オリジナルのUSB測定器を動かしながら,トランジスタ回路やOPアンプ回路の動作を体験するセミナを開催